【イタリア旧車】アルファロメオ ジュリア・スーパーってどんな車??
はじめまして。
このブログでは、僕の愛車である1969年式アルファロメオ・ジュリア・スーパーとの日々を綴っていきます。
まずは、その相棒を紹介させてください。
一見地味、されど只者じゃない──ジュリア・スーパー
ぱっと見は、素朴で四角くて、ちょっと地味なセダン。
でも、このクルマ、中身は完全にスポーツカー。

こんな四角ボディーの中身は、
- DOHCオールアルミツインカムエンジン
- ウェーバーツインキャブ
- 5速マニュアルミッション
- 4輪ディスクブレーキ
- 前後重量配分の優れたFRレイアウト
これがとても1960年代の車とは思えない内容です。

そしてなにより、乾いた吸気音と荒々しい排気音。
1969年式、
ジュリアスーパーは1965年から1973年まで製造され、僕のジュリアは、1969年式。
フロントマスクは丸目4灯、フロントグリルの横スリットが初期型とは違いシンプルになっている。

ステアリングは細いウッドハンドル、メーターはシンプルな2眼で深く沈んだスポーツタイプ。
センターコンソール下に控えめに並ぶ2つの追加メーター。ドライバーに向けて気持ち傾き、コックピット感も演出。
オシャレな内装と機能性が融合し乗りこむたびに気分が高揚します。

セダンで、スポーツカー?
“セダンなのにスポーツカー”という一見矛盾したこのコンセプト、
実はアルファロメオが最も得意とするスタイルでした。
1960年代のヨーロッパでは、セダン(サルーンカー)でレースに出るのが当たり前。
ジュリアはツーリングカーレースで華々しく活躍した戦うセダンなのです。
“パパは日曜にジュリアで買い物に行き、午後はそのままレースへ向かう”
その空気をまるごと残しているのが、このスーパー1600です。

このクルマと出会った理由
これまで、国産旧車の240zやアメ車、バイクも含めていろんな旧車を乗り継いできました。
でも、どこかで「もっと小さくて、派手さのない地味なクルマ」に惹かれるようになっていました。
そんなとき、たまたまネット上に載っていいたこのジュリアを見て、
「うわ…これ、おじさん臭いセダンだなぁ?」と思ったのが最初の印象。
でも、ずっと見ていると、なんだか気になる。”スパンっ”と切落されたリアまわり、ハコスカのフロントのようなフロントフェンダーの立ち上がり。実際に見てみたい気持ちが高まり、持ち主に連絡をし実際に見せてもらうことに。

現車確認の当日、外観を一通り、見せてもらって、このときはまだ買う気はそこまで強くなかった、
しかし
試乗した瞬間に決まりました。
あのカムに載って一気にレッドゾーンまで回るエンジン、急に高音に変化する排気音。
「官能的」とはこのことなのかと思い知らされ即決。
これから、このブログで綴っていきたいこと
このブログでは、ジュリアとともに歩む日々を、
整備やトラブルも含めて、包み隠さず書いていきます。
- 乗って楽しい旧車ってどんなもの?
- メンテナンスのリアルな記録
- パーツの入手方法や工夫
- 時には旅やイベントも
そんな話を、読者のあなたと共有できたらと思っています。
次回は、このクルマの細かい仕様や、納車当初のエピソードをお届けします。
どうぞ、お付き合いください。
コメント